小児心臓外来|福島市の小児科・乳幼児検診ならとみたキッズクリニック|土曜17時迄診療

〒960-8153福島県福島市黒岩北井2-3
024-544-1777
WEB予約
ヘッダー画像

小児心臓外来

小児心臓外来|福島市の小児科・乳幼児検診ならとみたキッズクリニック|土曜17時迄診療

小児心臓外来について

小児心臓外来について

お子さんの心臓の異常について診療いたします。新生児、乳幼児、児童から高校生までを対象にしています。
インターネットでの事前予約をお願いします。

このようなお子さんの心臓の症状はありませんか?

  • 学校の心臓検診で異常を指摘された
  • 胸痛や動悸(胸がどきどきする)などの訴えがある
  • 心雑音を指摘された

当院では、心疾患の診断や学校検診の精密検査などを行っています。当院の心臓外来の検査は、心電図検査、心臓超音波検査、ホルター心電図検査、胸部X線検査が可能です。診察で手術やカテーテル治療などが必要になった場合は、近隣の医療機関をご紹介いたします。少しでも気になることがあればなんでもご相談ください。

小児心臓外来の主な病気や症状

  • 心雑音
  • 胸痛
  • 動悸
  • 先天性心疾患
  • 心臓弁膜症
  • 不整脈
  • 心筋症
  • 川崎病 など

心雑音

心雑音とは、心臓の本来の音以外に聞こえる音です。子どもの心臓病は心雑音で見つかることが良くあります。心雑音があっても病気のないお子さんもおられます。心雑音は機能性心雑音(無害性心雑音)と病的心雑音の大きく分けて2種類が挙げられます。病的心雑音は、心臓に何らかの異常があるために生じる雑音のため、さらに詳細な検査を行い、心室中隔欠損や肺動脈狭窄、心房中隔欠損、動脈管開存などの病気を診断していきます。学校心臓検診や乳幼児健診などで心雑音を指摘された場合はご相談ください。

胸痛

お子さんの胸痛があると、心臓に原因があるのではないかと心配され来院される方が多いですが、心疾患が胸痛の原因になることは5%未満とされています。心臓以外ですと、筋肉、皮膚、肋骨由来(20〜30%)のもの、呼吸器疾患由来(6~20%)のもの、ストレスなどの心因性由来(10%)のものがあります。呼吸器由来ですと、気胸、縦隔気腫は注意が必要です。小さいお子さんは滅多にありませんが、小学校高学年になると咳き込んで肺に穴が空いて急に胸が痛い、息が吸いにくいといった症状が出ることがあります。この場合は早めに受診をしてください。胸痛を認めても、持続時間が数秒から数分で、自然に消失するものは、経過をみていただき、痛みが強い、持続時間が長い、繰り返す場合はご相談ください。

不整脈

不整脈は心臓の電気的興奮のリズムが異常になった状態をいいます。大きく分けて、脈がとぶように感じる期外収縮、脈が速くなる頻脈、脈が遅くなる徐脈の3つがあります。ふらつきや失神などの原因となり、種類によっては命にかかわる危険性もあります。不整脈は健康成人では一般的ですが、子どもでは日常の生活のなかで症状があることは少なく、学校での心臓検診ではじめて不整脈を指摘されるお子さんもいます。学校の心電図検診で、不整脈を指摘されていなくても心電図検診の時に不整脈がでていなければ、気づかれない場合もあります。急に脈が速くなることがある、運動時にふらつきや倒れたことがある、繰り返す動悸を認める場合は、お早めにご相談ください。

先天性心疾患

先天性心疾患の原因は、心臓の壁の穴、弁や血管の狭窄、その他形態に異常のある場合などがあります。生まれてくる赤ちゃんの100人に1人に何らかの心疾患を認めるとされており、先天性心疾患は珍しいものではありません。先天性心疾患と言っても、生後すぐ治療が必要になる重篤な疾患から、全く症状なく過ごすことができる疾患まで幅広く存在します。生まれてすぐに分からなくても、心雑音や学校心電図健診をきっかけに見つかることもあります。心臓超音波検査などで、心疾患の有無と治療が必要な状態かどうかを診断します。

QT延長症候群

心臓が規則正しく脈を打つには、心臓の中で命令が正しく伝えられることが重要です。命令を正しく伝えるため、心臓の心筋細胞はチャネルというトンネルを使ってナトリウムやカリウムなどのイオンを出し入れしています。QT延長症候群は、このイオンチャネルの異常による病気です。危険なトルサーデポアンツという不整脈が起こることがあります。不整脈によって突然倒れたり、場合によっては死に至る可能性もあります。QT延長症候群と診断されても意識消失発作を起こさないまま経過する人もいます。QT延長の程度が強い場合、運動負荷試験などで延長が強くみられる場合、過去に失神歴がある、家族に失神、突然死した既往がある場合は、発作が起きる可能性があり注意が必要です。

心筋症

心筋症は、心臓の筋肉に生じる病気であり、呼吸が苦しくなったり、皮膚がむくんできたり、疲れやすくなったりします。心筋が肥大する肥大型心筋症、心室筋が薄くなる拡張型心筋症、心臓の拡張が障害される拘束型心筋症などがここに含まれます。心筋症の一部は、遺伝子異常やウイルス感染、免疫反応など原因が明らかになっている疾患群もありますが、多くは依然として原因不明のままです。

川崎病

川崎病とは、乳幼児期に好発するお子さんの代表的な後天性心疾患です。毎年1万人以上のお子さんがかかっているといわれています。この病気は体中、全身の血管に炎症が起こる病気で、発熱、目の充血、手足が硬くむくんだ状態になる、唇や舌の発赤(いちご舌)、発疹、首のリンパ節腫脹を主要症状とする子ども特有の疾患です。重篤な合併症である冠動脈瘤が残ると、冠動脈内の血栓形成予防として長期的な内服薬の使用や、心臓の状態によっては運動制限などが必要となる場合があります。

当院で可能な検査

心電図検査

心電図検査は、診察や健康診断などの際に頻度が高い一般的な検査です。心臓の筋肉に流れる電流を、体表面から記録する検査です。先天性心疾患の中には、特有の心電図変化がでる疾患もあります。不整脈の診断にも有効です。

心臓超音波検査

心臓超音波検査は、人体に無害な超音波を用いて、心臓の動きや構造、心臓内の血流を評価する検査です。小児の先天性心疾患はエコーで診断可能です。じっとすることが難しい年齢のお子さんは、親御さんに抱っこしてもらいながら行います。

ホルター心電図検査

普通の心電図検査ではわからない日常生活で突発的に起こり治まってしまうような異常な電気信号を感知するために活躍するのが24時間ホルター心電図です。携帯用の小型心電図装置を24時間身につけて心拍を記録することにより、一過性の異常や、日常生活の動作中に起こる異常を検出することができます。

胸部X線検査

一般的にレントゲン撮影といわれるもので、X線(エックス線)を体にあてることにより、画像化する検査です。