
予防接種
予防接種
ワクチンには、口から飲ませる経口接種と注射による皮下・筋肉接種があり、種類によって接種の方法が決まっています。また、定期接種と任意接種があり、定期接種の費用は公費でまかなわれ、任意接種は自己負担となります。任意接種の補助については、市町村のホームページなどでご確認ください。
接種部位が少し腫れたり、熱をもったりすることはよく見られます。経過をみてひどくなるようでしたらご相談ください。接種後の発熱もしばしばおきることがあります。免疫反応の結果なので、基本的に自宅で様子をみることができますが、元気がなかったり、ぐったりしている場合はご相談ください。
乳幼児・小児の定期接種や任意接種を各種実施しております。子宮頸がんワクチンの接種も行っております。
下記のワクチンについては電話でお問い合わせください。
生後6週(推奨は2カ月)から予防接種がスタートします。ワクチンを接種することで、特定の疾患から大切なお子さんを守ることができます。適切なタイミングで忘れずに接種するようにしましょう。予防接種は、種類が多く接種間隔も複雑でスケジュールが分かりづらいかと思います。予防接種予約の際に年齢と、今まで接種した予防接種を入力していただくと、接種可能な予防接種が表示されます。接種し忘れてしまった予防接種でも、スケジュールを組み直して接種できる場合があります。予防接種のことでご不明な点や心配なことがございましたらお気軽にご相談ください。
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、子宮頸がんの原因となるウイルスと知られています。それ以外にも、膣がん、尖形コンジローマ、肛門がん、咽頭がん、陰茎がんの原因となります。女性だけではなく、男性も感染するウイルスです。日本はHPVワクチンの接種率が低く、諸外国に比べ、子宮頸がんの発症率が高いまま推移しています。ワクチンを接種することで、子宮頸がんなどの発症を抑えることができます。定期接種は小学校6年生から高校1年生相当の女子が対象です。ワクチンによる根拠のない副作用が過剰報道され接種差し控えが行われた時期がありましたが、その後の調査で予防接種による因果関係がないことが証明されました。デリケートな年齢での接種となり、不安を抱えたままの接種は、心理的な影響から身体的な症状が出現しやすくなるのではないかと考えられています。本人がきちんと納得して接種することが重要と考えています。家族できちんと話し合い、ワクチン接種に納得してから行うことが理想的です。接種に対する不安があり、接種前にご相談を希望される場合はお申し付けください。予防接種は肩の三角筋に筋肉注射を、2回ないし3回行います。予防接種きちんと接種し(1次予防)、大人になって子宮頸がん検診(2次予防)をきちんと受けることで、子宮頸がんによる死亡リスクをかなり下げることができます。子どもの未来のために親がきちんと考えるべきワクチンだと思います。日本では男性への予防接種はまだ定期接種にはなっていませんが、海外では有効性も報告されており、定期接種が行われている国も多くあります。男性もHPVワクチンを自費で接種することも可能ですので、ご希望の場合はご相談ください。キャッチアップ接種も可能です。1997年4月2日〜2007年4月1日が誕生日の方で、ワクチンが計3回終了していない方が対象です。
※キャッチアップ接種の期間が2026年3月31日まで1年間延長となる予定です。2025年3月31日までに1回の接種が済んでいることが条件ですのでご注意ください。またワクチンの過剰接種が問題となっているケースもございますので、接種前に過去の接種記録をきちんとご確認ください。
※男性もHPV9価ワクチン接種可能となりました
男性のHPVワクチン接種が2025年8月25日より、9価ワクチンのシルガードが使用できるようになりました。HPVは尖形コンジローマ、肛門がん、咽頭がん、陰茎がんの原因となります。女性だけではなく、男性も感染するウイルスです。男性がHPVの感染を予防することは、自分の身を守るだけでなく、未来のパトナーを守ることにもなります。まだ定期接種可はされていませんが、男性も接種可能ですので、ご希望の方はお電話でお問い合わせください。
接種対象者:2歳〜18歳
痛みを感じないワクチンです
フルミストは、鼻の中へ吹き付けるインフルエンザ感染予防のための生ワクチンです。従来の不活化ワクチンは皮下接種の注射をしなければなりませんでしたが、フルミストは鼻の中に噴霧するだけなので痛みを感じることなく予防接種を完了することができます。
高い予防効果が期待できます
フルミストは、従来のワクチン注射で誘導される血液中のIgG抗体だけでなく、鼻腔内投与により気道分泌型IgA抗体も誘導されるため、高い予防効果が期待されます。
予防効果が持続します
1回の接種で不活化ワクチンよりも長く効果が持続します。
接種後に鼻炎、鼻づまりなどの症状が出現することがあります。生ワクチンですので、まれにワクチン株由来のインフルエンザを発症することがあります。
以下の方の接種はおすすめしていません
・ステロイド、免疫抑制剤などの内服治療等を行っている方
・近くに新生児、免疫力の弱い方がいる方
・喘息発作を繰り返している方
・重度の鶏卵アレルギーがある方
・ゼラチンアレルギーのある方
・接種を嫌がり暴れてしまう方(上手に接種出来ないことがあります)
予防接種のお値段
経鼻生ワクチンフルミスト:8000円
不活化インフルワクチン(注射):1回目4000円、2回目3500円(税込)
接種対象年齢
経鼻生ワクチンフルミスト:2歳〜18歳
不活化インフルワクチン(注射):生後6ヶ月〜12歳 2回、13歳以上 1回
ワクチンの予約と開始日について
予約:2025年9月22日 予約開始
接種期間:10月2日〜12月27日(2回目が年内で終了しなかった方は、1月末まで受け付けます。1月以降は電話で予約してください。)
接種日:全診療日
接種時間:午前9時30分〜11時、午後13時45分〜17時(土曜日は16時まで)
※電話ではなく、インターネットよりお申し込みください。
※保護者の方の予防接種のご予約もインターネットよりお申し込みください。
※どちらのワクチンも他の予防接種と同時接種が可能です。